ハートロッカー、おいらは陶芸ジャンキー。
本日の日常是映画劇場は、【ハートロッカー】の紹介です。
はい、当時、米国のアカデミー賞をブルーマン?みたいなトカゲ【アバター】と、
元夫婦同士による2009年の賞争いをしたことはあまりにも有名。
そんなこんなで実は、ぼくはあまり戦争映画は観ないのですがね。
女性が作った戦争映画という興味と、【アバター】を抑えての受賞を、
今さらながらの好奇心にて拝見。オッ遅い。お付き合いくださいませ、ませ。
冒頭に戦争は麻薬というフレーズ。これは戦争ジャンキーってことなんでしょうが、
斜め見で返せば日常もまた、平和ボケジャンキーともいえます。
それとて、日常は見ようには戦場といえます。今の世の中、
生きていくのも気楽な稼業ときたもんだ、ではないはず。戦争でしょ。
それに、ただ日常に慣れ過ぎてしまうってことも、慣れゆえに思考が停止している状態ですしね。
何いう自分とて、陶芸家、あるいは陶芸ジャンキーってことです。ははは
さてさて、今回の映画鑑賞中に頭に浮かんだのは、【エリア88】【ファントム無頼】で、
有名な漫画家 新谷かおるさんの【戦場ロマンシリーズ】。たしか中学生の頃に読みましたね。
ストーリーのエピソードがどうしても爆弾処理や狙撃合戦などの、緊張と安堵の繰り返しの連続が、
お話の起承転結以上に目につく方も多いのでないでしょうか?
(しかし、この映画の起承転結は極度にベタと思いますが。。。)
そのあたりは短編ぽく感じたのはご覧になった方では、多いのではないでしょうか。
でも、この戦争映画ですが。。。。実は普通の日常映画に見えてきます。。。。
主人公の個人に心境に見方を寄せていくと、新入社員の会社挫折と克服話?
あるいは、おバカな?男の成長青春ストーリーっていう風に見えますよね。
まあ本来、映画とは成長ストーリーか、挫折ストーリーのお話が多いわけですしね。
これはドンパチ戦争映画が大好きって方には、物足りないかもしれません。
でも天才的な能力の持ち主が、挫折しながら成長していく姿には、
やはり胸に届くメッセージがあります。もちろん、戦争批判という側面もそこにはありますが、
ひとりの男のどうしようもない、自己の力だけではどうしようもできない、
巨大で巨人なできごと(戦争)を前に、自己の持ちえた能力だけで、淡々と立ち向かう姿には、
爆弾処理という危険に立ち向かう前半の勇敢さを超えた、人の強さのような勇ましさを、
ラストシーンには感じてきます。
これを思えば、ぼくのような平和ボケジャンキーのほうが、よほど思考停止。。。
たとえば、文中に語りましたが、自分は陶芸ジャンキー。
2、3ヵ月ごとの個展に向けて、日々緊張しながら、新作に挑むプレッシャーばかりの連続。
収入のあるなしも関係ない。貧乏ド真ん中スッカラカンのカ~カラ。
作ること以外の日常では人とも上手く適用できず、生きてもいけず。アトリエでの制作ばかり。。。
ある意味ではその個展などでの対処の達成感は、爆弾処理のあの達成感に似ています。
ただの処理。自己の気持ちを高く持たないと、本当に手慰みの処理なんです。
陶芸家ジャンキーなんて奴は。まあ、恰好のいいこという人もいるでしょうが、
陶芸家イコール達人だなんて思う方が可笑しい。無心?無我の境地?
そんなこといってるうちは、陶芸ジャンキーですよね。
やはりこの【ハートロッカー】のラストシーンのようにの主人公のように、
イラクの戦場からアメリカ帰国後するも、また再度任務へと志願して向かう姿には、
大義名分で戦争を止められない。そんな小さな存在であったとしても、ひとつひとつの爆弾処理が、
ひとつひとつの命を救う。あるいは、破壊や殺人という行為のなかで、生産性のある行為でないか?
という意思が見える。そして単なる反戦の旗振りも自分にはできないし、職業軍人なのだから。。。
自らそこへ身を沈めていく。あるいはそれしかできない。淡々とした境地とそこでの一握りの希望。
素晴らしい姿だと自分なりに共感しました。
自分も職業として陶芸家なのですから、ジャンキーでなく、この映画の主人公のように、
巨人にも立ち向かうドンキホーテのようになりたいことは、忘れてはいけない。
陶芸家の修業時代は90年代。その頃、東京からドロップアウトして、焼き物への道に逃げた自分。
テレビからはアメリカが戦争しているニュースが流れていましたよ。
自分は間違いなく学校を卒業後しても、社会に適応できず、モガイタ結果逃げ出して、
粘土に癒されたかったのだと思います。陶芸教室に通ったのも、そんな理由からでしょう。
そこで田舎暮らしノンビリしたいな~って感じで、無能に癒されたかったのでしょう。
若さとは馬鹿さ?情けない。。。
さて、ブログもこの辺で、そろそろ自己の爆弾処理?の陶芸という戦場にいきますか。
ではでは。 出町光識
ブログランキングの応援のぽちっとクリックしてください。
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
はい、当時、米国のアカデミー賞をブルーマン?みたいなトカゲ【アバター】と、
元夫婦同士による2009年の賞争いをしたことはあまりにも有名。
そんなこんなで実は、ぼくはあまり戦争映画は観ないのですがね。
女性が作った戦争映画という興味と、【アバター】を抑えての受賞を、
今さらながらの好奇心にて拝見。オッ遅い。お付き合いくださいませ、ませ。
冒頭に戦争は麻薬というフレーズ。これは戦争ジャンキーってことなんでしょうが、
斜め見で返せば日常もまた、平和ボケジャンキーともいえます。
それとて、日常は見ようには戦場といえます。今の世の中、
生きていくのも気楽な稼業ときたもんだ、ではないはず。戦争でしょ。
それに、ただ日常に慣れ過ぎてしまうってことも、慣れゆえに思考が停止している状態ですしね。
何いう自分とて、陶芸家、あるいは陶芸ジャンキーってことです。ははは
さてさて、今回の映画鑑賞中に頭に浮かんだのは、【エリア88】【ファントム無頼】で、
有名な漫画家 新谷かおるさんの【戦場ロマンシリーズ】。たしか中学生の頃に読みましたね。
ストーリーのエピソードがどうしても爆弾処理や狙撃合戦などの、緊張と安堵の繰り返しの連続が、
お話の起承転結以上に目につく方も多いのでないでしょうか?
(しかし、この映画の起承転結は極度にベタと思いますが。。。)
そのあたりは短編ぽく感じたのはご覧になった方では、多いのではないでしょうか。
でも、この戦争映画ですが。。。。実は普通の日常映画に見えてきます。。。。
主人公の個人に心境に見方を寄せていくと、新入社員の会社挫折と克服話?
あるいは、おバカな?男の成長青春ストーリーっていう風に見えますよね。
まあ本来、映画とは成長ストーリーか、挫折ストーリーのお話が多いわけですしね。
これはドンパチ戦争映画が大好きって方には、物足りないかもしれません。
でも天才的な能力の持ち主が、挫折しながら成長していく姿には、
やはり胸に届くメッセージがあります。もちろん、戦争批判という側面もそこにはありますが、
ひとりの男のどうしようもない、自己の力だけではどうしようもできない、
巨大で巨人なできごと(戦争)を前に、自己の持ちえた能力だけで、淡々と立ち向かう姿には、
爆弾処理という危険に立ち向かう前半の勇敢さを超えた、人の強さのような勇ましさを、
ラストシーンには感じてきます。
これを思えば、ぼくのような平和ボケジャンキーのほうが、よほど思考停止。。。
たとえば、文中に語りましたが、自分は陶芸ジャンキー。
2、3ヵ月ごとの個展に向けて、日々緊張しながら、新作に挑むプレッシャーばかりの連続。
収入のあるなしも関係ない。貧乏ド真ん中スッカラカンのカ~カラ。
作ること以外の日常では人とも上手く適用できず、生きてもいけず。アトリエでの制作ばかり。。。
ある意味ではその個展などでの対処の達成感は、爆弾処理のあの達成感に似ています。
ただの処理。自己の気持ちを高く持たないと、本当に手慰みの処理なんです。
陶芸家ジャンキーなんて奴は。まあ、恰好のいいこという人もいるでしょうが、
陶芸家イコール達人だなんて思う方が可笑しい。無心?無我の境地?
そんなこといってるうちは、陶芸ジャンキーですよね。
やはりこの【ハートロッカー】のラストシーンのようにの主人公のように、
イラクの戦場からアメリカ帰国後するも、また再度任務へと志願して向かう姿には、
大義名分で戦争を止められない。そんな小さな存在であったとしても、ひとつひとつの爆弾処理が、
ひとつひとつの命を救う。あるいは、破壊や殺人という行為のなかで、生産性のある行為でないか?
という意思が見える。そして単なる反戦の旗振りも自分にはできないし、職業軍人なのだから。。。
自らそこへ身を沈めていく。あるいはそれしかできない。淡々とした境地とそこでの一握りの希望。
素晴らしい姿だと自分なりに共感しました。
自分も職業として陶芸家なのですから、ジャンキーでなく、この映画の主人公のように、
巨人にも立ち向かうドンキホーテのようになりたいことは、忘れてはいけない。
陶芸家の修業時代は90年代。その頃、東京からドロップアウトして、焼き物への道に逃げた自分。
テレビからはアメリカが戦争しているニュースが流れていましたよ。
自分は間違いなく学校を卒業後しても、社会に適応できず、モガイタ結果逃げ出して、
粘土に癒されたかったのだと思います。陶芸教室に通ったのも、そんな理由からでしょう。
そこで田舎暮らしノンビリしたいな~って感じで、無能に癒されたかったのでしょう。
若さとは馬鹿さ?情けない。。。
さて、ブログもこの辺で、そろそろ自己の爆弾処理?の陶芸という戦場にいきますか。
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by ubusuna-art
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出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記
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