ルルドの泉で、女心知るのであった。

本日の日常是映画劇場でご案内する映画は、【ルルドの泉で】という作品です。

ツタヤの新作コーナーにあり、前々から気になっていていましたが、なかなか準新作にならない?

しかたないので、新作プライスでレンタルしましたよ。





ジェシカ・ハウスナー監督は女性監督さんで、この映画ではルルドのロケーション撮影の、

素晴らしさもさることながら、女性描写の対比がとても繊細に、女心を切り取っていきます。

それをシルヴィー・テステュー、レア・セドゥー、エリナ・レーヴェンソンの女優たちが、

見事に演じてくれます。


ルルドの泉が巡礼地であることは、クリスチャンでない自分でも、子どもの頃から怪奇本や、

そのたぐいのテレビ番組で、聖母マリアの出現や奇跡などの話を知っている。



映画は不治の病の回復などの奇跡を求めて、巡礼ツアーに参加する巡礼者たちの群像劇で、

登場する誰もが奇跡というものに、疑心暗鬼ながら、信じたいという様子であり、

その自身にもジレンマを抱いている。このルルドが本当にエルサレムのような聖地ならば、

絶対なる父はなぜ、これだけ多くの熱心な巡礼者たちに奇跡を起こして、難病を回復しないか?

あるいは過去に回復したという人と、回復しない人の差と不平等とは何か?

それは信仰心の深さの違いなのか?それとも自分が罪びとなのか?


巡礼ツアーの参加者は、日程プログラムのなか祈りを捧げたり、神父さんをつかまえては、

そんな自己の迷いと疑問を訪ねていきます。神父さんもまた、どちらともいえるような、

言い訳じみた答えを返すばかりです。そんななか主人公の全身不随のクリスティーナは、

信仰心もなく観光気分で参加したのに、やがて彼女に奇跡がおこります。

ある晩のこと、彼女は不自由な体で立ち上がるのです。

やがて、彼女の歩ける姿に、周囲は嫉妬やねたみを持ちはじめます。



なぜ彼女なの?


このような展開に、女性たちの様子ややり取りがとてもうまい具合に描かれています。

もちろん、それを見た男たちの様子も面白いですけどね。

人と違うということ、選ばれしもの、人の業はかようにも恐ろしいものなのでしょう。

でも人生とはこのようなもので、映画なかで恋する場面のあるのですが、

それもまたシンクロして女心みせていきます。


まあ、このあたり、うまく説明できませんが、女心の様々模様を見て観るのも、

映画の怖さ、女の怖さ。。。。そしてラストでクリスティーナなどうなるのでしょう。

何を思うのでしょう。。。。これは観る者にゆだねられます。

では本日のご案内は、【ルルドの泉で】。さよなら、さよなら、さよなら。   出町光識   


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出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/


~展覧会の告知~
開催企画:小名浜国際環境芸術祭
開催場所:環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市) 
開催期間:2012年9月15日(土)~11月11日(日)
*2003年に開催されてから今回で9回目。キッズアート展での関連企画で、
ぼくと福島県立博物館の連携で実行した、震災後に福島県内外(世界中)の、
子どもたちから寄せられた、アクアマリンへの応援する魚の絵メッセージカードを、
2012再構成展示しました。ご協力してくれた子どもたちありがとう!

他にも大漁旗デザイン展や地球環境の保全、海洋資源の持続可能な利用をテーマとした、
芸術作品を展示されます。 ぜひ福島へお出かけください。

by ubusuna-art | 2012-09-20 08:00 | 映画・テレビ(寄り神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


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