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映画青年との戯言会話。

午前中に電話で映画の話をした。やはり、映画とは孤独で秘かな喜びなのだが、

誰かと観た映画について、語り合いたくなるものでもあるね。


いろいろ話したが、そこは省略。。。



そのなかでジャン=リュック・ゴダール監督ついて質問された。

若い彼はかなりの映画青年だが、ヌーベルバーグは遠い波間。時代だろうね。

ゴダール監督の良さがわからないという。何をいうこの語り合いの前提に、

両者は、同じヌーベルバーグの旗手でも、恋愛映画の名匠フランソワ・トリフォー監督の、

ファンというのがあるのだが。


そこで、ある前衛的な画家などを持ち出して例えの比喩した。

どのような時代背景のヒーローで、どのあたりが映画として評価されてるか。

ここは他のジャンルでも肝であり、その行為はあの時代は、日本でもかなり影響があり、

様々な文化で文法、文脈の解体作業がおこなわれた。



そして映画でいえば、最近DVDで観て紹介しているアメリカ映画のアレコレは、

その解体と再構成が見事な演出といえる。もちろん、ゴダール監督とは少し違うけど、

今勢いのあるアメリカ映画の監督たちの生まれたは、1960年代だからね。

これも因縁というか、映画の宿命でしょうね。すべての映画はオマージュだから。


そしてアメリカの場合は破壊(解体)しても、構築と構成は本当に見事で、

かならず「起・承・転・結」で、最後には拍手喝采がお約束。(もしくは感動の涙)

アメリカ人とはそういうモノの感じ方が18番なんだろうな。

(余談だが、だからアメリカウケスル?宮崎アニメは際物なはず「序・破・急」だもん。)



さて、アメリカ映画は楽しめて良いのだが、それでも焼き肉みたいで、胃がもたれ疲れるので、

昨日今日はトルコ映画を観ている。

おいおい、こんな終わりかよ~。と突っ込みたくなるトルコ映画。スゴイ余韻の持たせ方よ。

日本文化じゃないが、「序・破・急」なの。眠くなる?余白が多い?すべてを見せない?

そんなトルコ映画をそのうち紹介しますね。  出町光識


本日のオマケは、ゴダール監督の「気狂いピエロ」。高校同級生の女子のお父さんの友人が、
これ見て電気コードを頭に巻いて・・・・・そんな話聞いたな。




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出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/


~展覧会の告知~
開催企画:小名浜国際環境芸術祭
開催場所:環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市) 
開催期間:2012年9月15日(土)~11月11日(日)
*2003年に開催されてから今回で9回目。キッズアート展での関連企画で、
ぼくと福島県立博物館の連携で実行した、震災後に福島県内外(世界中)の、
子どもたちから寄せられた、アクアマリンへの応援する魚の絵メッセージカードを、
2012再構成展示しました。ご協力してくれた子どもたちありがとう!

他にも大漁旗デザイン展や地球環境の保全、海洋資源の持続可能な利用をテーマとした、
芸術作品を展示されます。 ぜひ福島へお出かけください。

by ubusuna-art | 2012-09-17 18:06 | 映画・テレビ(寄り神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


by ubusuna-art

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