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見えない恐れ

義理の父親が震災後まもなく、築地市場近くにある、

国立がんセンターで、緊急手術を終えているので、

見舞いへと東京にいく。


震災地ではないが、ここでも多くの人が闘っていたな。

見えない不安のなかで、癌と向き合う患者さん。

そして共に闘う絆の家族があることは、

高い高いビルのエレベーターに、箱詰めされれば、すぐに感じる。




その後。。。。

夜道を歩き、頭上を眺めると、東京で見える星は、

数も少なければ、瞬きの力が弱く小さい。

最初にやっと見つけたのが小熊座で、寂しげに一匹いた。

ぼくの住んでいる茨城の町は、東京から100キロ圏だが、

とても星空が美しい場所で、いつも見なれている星が見えないのは、

なんだか怖い気がした。


見えないことは、不安で怖いんだな。

癌も、星もそうだし、それから原発からの放射線もまた同じだね。

そこにあるのだろうだが、見えない怖さ。


東京にいる数日過ごした場所では、計画停電はなかったけど、

電灯の明るさだって、今はちがうけど、東京からは見えていない場所、

福島の原発でも電気は作られ、承知のとおり、送られてきていた。


日常を当たり前の平穏豊かに生きてはいるが、

見えない部分には、危険もリスクもあるということかな。

今だから、あるいはこれからの日本の状況で、感じることは大きいかもね。


でも、見えないことが恐ろしいなんていうのが、

オチというお話しではなく、見えないというより、これまで当たり前すぎてしまい、

見えなくなってしまった、贅沢の豊かづけや、危機感のなざが怖いのだと思う。

この分岐点で、見ようとせず、どう進むかではマズイな。想像しなくては。


戦後敗戦による日本各地での焼け跡。

広島や長崎での原子爆弾での被害。

それらを乗り越えて、日本を豊かに復興したバイタリティある先人。

ぼくらも恥ずかしくは生きられないもんな。

見えない先のことだと未来を恐れず信じ、

心のなかでは夢と、自分のできることを見つめよう。  出町光識

Never give up Japan
Never give up Michinoku
Never give up Fukushima
Never give up Ibaraki
Never give up Friend       



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by ubusuna-art | 2011-03-31 22:33 | 日常(現世)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


by ubusuna-art

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