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受取人不明、韓国行き前に観ておきました。

はい、皆さん。コンバンハ。今夜ご案内する日常是映画劇場は、韓国映画界の異端児!

キム・キドク監督の【受取人不明 수취인불명】。

これだいぶ前に、深夜テレビで観た記憶がありますが、その時は暗くて、暗くて、ギブアップ。

途中で観るのをやめてしまった記憶があります。(不覚。)




しかしながら、今回ツタヤで借りて自宅で再上映!観ました!!

何ともいえなぬ、たしかに暗くて、不幸な人々が交差する映画でありますよ。キドグ節炸裂です。


人物設定や村の状態もそうなのですが、まずは何といっても、その空気感の色が韓国らしい。

悪い意味ではありませんよ。とてもその切り取りは良い感じです。


自分も韓国には1999年から(たぶん)、何度となく旅へ出かけますが、

この映画にある色彩は、あの当時から何度も見た風土の色。本当にうまく撮影されている思います。

映画を見ると、その色の無さが苦手な人もいるかもしれませんが、2001年公開の映画ですが、

今でも韓国の地方に行くと、このような空気を感じますね。


ソウルばかりが韓国ではありませんから、韓流ブームの韓国ドラマや、K-POPの色よりも、

むしろ自分は重さを感じるこの色が、韓国らしくイメージで好みかもしれませんね。


たとえば現代美術、いや近代美術かな。美術館で観る絵画でも、60年代~70年代ぐらいの色は、

このような色ばかりです。その色彩は鉛色ともいうのでしょうか?茶色の混ざった群青色?

そこに突如カラーで登場するのが、ご存じスーパースター、ナムジュン・パイクのビデオアート。

あのカラーテレビの試験放送ポジャギ?(韓国パッチワーク)みたいなヤツね。


だいぶそれましたが、そんな鉛色の空気感がとてもお薦めの映画です。


また話はそれますが、ぼくが子どもの頃。親父の田舎が青森県のある田舎でしたので、

東北を帰郷して行く道すがらは、このような空気感に似ていたような気がしますね。

それも好みの所でしょうか。そういえば、犬料理の看板はそんな街道沿いに見かけもしましたよ。

何とも寂しい空気感というか、何も湧きおこらない土壌の匂いというのかな。

そんな閉塞感も35年以上前の記憶の彼方にあり、映画と同じ匂いですね。


それにしてもキム・キドク監督というのは、本当に凄い人なのだなと思いました。

このシナリオを書いて、それを映画撮影する実行力、とても感服いたしました。

正直、このような人がコツコツと一歩一歩歩み、世界から認められるのだろうと思う、

原点でもありますね。素晴らしい映画です。。。。


個人的なことですが、うちの少年英13歳と観たのですが、彼もこれを最後まで観れるほど、

大人になったようですね。。。シミジミ。


はい、今宵の映画はキドク監督の傑作【受取人不明】でした。

では、さよなら、さよなら、さよなら。   出町光識



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出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/

~展覧会の告知~
開催企画:小名浜国際環境芸術祭
開催場所:環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市) 
開催期間:2012年9月15日(土)~11月11日(日)
*2003年に開催されてから今回で9回目。キッズアート展での関連企画で、
ぼくと福島県立博物館の連携で実行した、震災後に福島県内外(世界中)の、
子どもたちから寄せられた、アクアマリンへの応援する魚の絵メッセージカードを、
2012再構成展示しました。ご協力してくれた子どもたちありがとう!

他にも大漁旗デザイン展や地球環境の保全、海洋資源の持続可能な利用をテーマとした、
芸術作品を展示されます。 ぜひ福島へお出かけください。


【元気なアートコラボラボVol4 子どもと障害者∞アートの冒険】
 茨城県つくば美術館(Tsukuba Museum of Art Ibaraki)
 2012年10月16日~21日
  *小学生と障害者が出合いアートに遊ぶ。
   各アーティストによる楽しいワークショップを通して、
    交流から生まれるオブジェや絵画のグループ展。

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by ubusuna-art | 2012-10-19 21:02 | 映画・テレビ(寄り神)

九州Mさま、若松くんの足立くん。

フェイスブックの方へ、ココロのボスの右腕であるMさんから、

若松監督死去の記事ににコメントいただきましたので、以下アップしておきますね。


足立正生監督の映画は、恥ずかしながら自分は勉強不足で観たことないので、

足立さんが関わった若松考二監督なかで、ぼくの好きな映画【天使の恍惚】の

予告編ではないのですが、編集版を拾ってアップしておきますね。最高の映画です。





そして、足立さんの演出した【絞首刑】予告編。

こちらは今なお、闘い生きる大島渚監督の名作の一本です。こちらも大好きな映画です。





Mさま、お楽しみくださいませ。日常是映画劇場の指定席でゴザイマス。  出町光識


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by ubusuna-art | 2012-10-19 17:07 | 映画・テレビ(寄り神)

渇き、韓国版ドラキュラさん、いらっしゃい!

今宵、ご案内する日常是映画劇場は、パク・チャヌク監督 【渇き】。

前々からツタヤレンタルで、何かDVD映画の予告で気になっていたのでね。





韓国へ旅行にいき、街並みを眺めながら気がつくことに、教会の多さでしょうか。

あの赤いネオンの十字架は、夜の街にとても目を惹きますよね。

日本と変わらないなと思うも、ハングル文字の看板と、教会の十字架は、やはり韓国ですもんね。



この映画では、ソン・ガンホ演じる神父さんが、自らの敬虔深い信仰心から、

難病を治す人体実験に志願し参加する。しかしそこで神父は吸血鬼になってしまうのだ。

血を欲するということは、誰かの他人の血を吸わなくてはいけない。

他人の血を手にいれるということは、命を奪うことなのか?

そこで神父は、同じように信仰心の深い者の血であれば、赦されれだろうと思ったり、

自殺志願者の血であればという独自な解釈したりしながら、

初めは自己犠牲な神父でしたが、自己の命にも執着し、信仰心とも葛藤くりかえす。


しかし、他人の血を吸うことで吸血鬼ですから、感覚も鋭くなったり、強靭な力も得ると、

煩悩もでてくるようで、やがてその葛藤は、キム・オクビン演じる魅惑の人妻に恋することで、

禁断の情事にハマってしまい、煩悩炸裂!


吸血鬼という題材はもともとエロティックでもある。


だからそこにこの映画は、アジアらしい解釈と、人の業をうまく描きながら、

笑いも交ぜた独特の世界観を作っています。

何だか今村昌平監督の得意な重喜劇を見ている思いだったかな~。

とくに殺人を犯した後の亡霊のくだりや、お母さんの存在とかね。


それでいて神父という、クリスチャンの信仰心以上に、母親という者への、

想いを感じさせてくれるところは、何とも韓国らしいオモニの国だな。儒教的でもありますね。

そんな映画でした。さあ、韓国出発前に、取り急ぎ。韓国映画三昧。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。トマンナヨ。   出町光識  

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by ubusuna-art | 2012-10-19 00:36 | 映画・テレビ(寄り神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


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