カテゴリ:民俗風土(産土神)( 43 )

基本が違うという、学びと秘訣。

今年になって仕事の風向きがあまりよくない自分。仕事を長く続けるということを、

おのずと考えてしまう。アーティストの作家生命というヤツ?

多くの場合は、天才ポロックみたいな、電光石火なアーティスト人生ではないしね。

アーティストには旬もあり、延命もあり、それでも生涯続けるには、

生活を起点にアート活動にしないと、苦しい。さて、こんな学びの出来事があった。



少年美の転校にともない、東京での柔道試合を世田谷でみたのだ。

毎度のことだが、茨城と東京という場所での対比は、田舎モンの自分には驚かされるばかり。

さて、世田谷といえば、屈指の柔道メッカなのだ。時期オリンピック監督候補?の道場や、

他にもオリンピック金メダリストが教える道場、それにK大学の道場などなど、

そして警察署指導のクラブなども多い。とはいえ、ぼくの住んでいる茨城だって、

ご存じのオリンピック選手を輩出する柔道大国なのだ。

だから、もともと少年美がコチラで通う道場や、試合の数々をみても、皆さん鼻息が荒かった。

(あくまで少年美は、気も弱く、体力作りなのだが。。。)



そこで茨城と東京での歴然とした柔道の違いを見ることがあった。(あくまで素人目ですが)

ご存じの背負い投げである。ここにまつわる生涯ながく、柔道を続けるというポイント。





世田谷での試合を見ていると、茨城との違いに気がつく。

まずは審判先生の動きが早い。試合運びがスピーディで、指導もバンバンでる。

これは茨城では感じなかった。茨城はねちっこく強く攻める試合のイメージか?


そして何より、世田谷大会にでている多くの道場の子どもたちは、

背負い投げをあまり見せない。

逆にいえば、各道場の先生方はあえて教えていのだ。

あきらかにこの子は、素人目にも強いと見えた子どもも、背負いの技は出さない。

それにくらべると、茨城では背負いの一本を基本と教える道場しかなかった。

これは文化の違いというか、風土の違いなのだろう。

正直、この違いには驚きだった。やはり教えるということや、本質の一環を見た気がする。

だって、基本が違うだから。。。。。。。これは大きい。

東京の場合、子どもたちに長く柔道をやってもらいたいから、子どものうちから、

足を痛めることが多い、背負い投げをあえてさせないという。

だから日頃の練習でもあまりそれをしない。


この話はどちらが正しい。正しくないということではなく。

基本がま逆に違っていて、同じ関東地方や、わずか100キロほどの距離の生活環境の違いで、

ここまで教育方針や、風土が異なることの驚きなのです。場所が違えば常識は非常識?

これは毎度いう、図工の時間の違いも同じであるしね。


さて、柔道家の選手生命の長さ。そこにまつわる怪我の怖さ。

ほんとうにこの2か所での風土の違いや、事実をみることで学ぶことは大きい。

自分は子どもたちと、アートワークショップを多くおこなうことが多いのだから、

アーティストとしては、柔道家の指導者たちのように、美術愛好者を増やしていくこと。

そして生きているあいだ、絵を描き続けるような、豊かな人生を教えることか。



別に少年美の場合はヒョロリの腰砕けだし、強い柔道家になりたいなどというのはないから。

(あああ)でも、このようなことの気付きを、モノの見方としては教えておきたいね。

ところ変われば、ものごとの基本が違い。本質が違う。そして常識は非常識等々。。。

これは彼が絵描きのプロになりたいのなら、なおさら肝に銘じなくてはね。

何がアートの基本か?????????????????????   出町光識


追記 少年英は、今も茨城の道場で空手を習っています。(通うの大変なんだよね。。。お金)

そして、もうひとつ、上記の東京地区でも警察署指導の道場は、背負いが基本なようです。




応援のぽちっとな~~~。

人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/



         
[PR]
by ubusuna-art | 2012-09-11 06:53 | 民俗風土(産土神)

本日からお盆

東京では本日からお盆になります。

今年になってから親族が他界しましたので、今年は新盆(初盆)です。

なぜ7月?という方もいるかも知れませんね。

それは江戸っ子は、総じて気が短いので、ベランメイ~と、8月までは待てないからです?ははは

なので、この時期になります?ちなみに例外もありますがね。地方では8月が多いですね。


また父親の出身は青森でしたから8月でした。多くの親族が集まり楽しかった記憶があります。

なぜ地方は8月かといえば、7月は農作業で忙しいからです。

今住んでいる茨城でも、近頃は雑草も伸び盛り。この他にもやらなくていけない、

農作業に追われて、お盆どころの話ではありません。


それに7月・8月と分けることで、よく普段に会えない親族が、会う機会が持てるといいますが、

お経を読むお坊さんが出稼ぎができるという、お話もありましてね。

坊主丸儲け、いやいや布施業ですからしかたありません。


人さまというのはうまくできてまして、死んでいても、生きていても、

それなりに都合をつけましてね、先祖も子孫も精霊帰宅の時期に、折り合いをつけるんですね。

まあ、生きてる人がどうしても中心になりますがね。それもまた信仰なのでしょう。


さて、胡瓜の馬、茄子の牛を用意して、迎え火でお待ちしておりまするご先祖様。  出町光識




◆◇◆◇展覧会のお知らせ◆◇◆◇
【出町光識 カップ・カップ・カップづくし展 ボクとコーヒーの香りの向こう側から】
会期:2012年7月3日(火)~16日(月・祝日)
会場:きらら館(茨城県笠間市・0296-72-3109)
http://www.kilalakan.jp/kasama.html
出展:コーヒーカップ・マグカップ・カフェオレボウル・コーヒーポット・プレートなど



応援のぽちっとな~~~。



人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-07-13 02:26 | 民俗風土(産土神)

子どもが図工やらないから、魅力のない県ワースト1。

昨日は市内にあるI小学校におじゃますることに。

なぜなら対象となるワークショップにむけて、子どもたちの様子を見学がてら、

そのまま授業にも飛び入り参加。この学校での総合的学習授業は、はじめて見させてもらったが、

授業前の休み時間に訪れた職員室には、以前にお世話になったことがある先生がいて、

とても頼もしく思った。まるで戦友にあう感じだろうか。その方とは違う学校でかなり好き勝手に、

ワークショップをおこなわせてもらい、子どもたちに笑顔をあたえ、こちらも勇気をもらったのだ。

ここでも子どもたちは、予想以上に目をキラキラと輝かせていた。好奇心の表れだ。



さて、このところ知り合いの役場職員さんや市議会員さんに、このようなことを投げかける。


茨城県は何で魅力ない県ワーストワンであり、それも連続なのか???


その調査がどれほど正しいかは不明だが、最下位という言葉はそこに住む者としては、

気分はあまり良くないというのが人情だろう。47都道府県を対象にしたベリッケツ。

まあ、北海道、京都などという、いかにもベストに選ばれる上位に、とってかわることは無理としても?

埼玉、栃木、群馬、茨城の北関東4県が、毎年いつでもそろって40位以下というのは、

どこかのスーパーの売れ残りの半額シールの貼られた、お団子4兄弟みたいだからね。

もう、お団子ならぬ頭のなかが、カチッコチなのだろう。



さてさて、じゃあ茨城っていったら何?

水戸黄門?日本三大名園の偕楽園?鹿島アントラーズ?フィルムコミッション日本一?

メロン、鶏卵生産量日本一?これらを連ねて魅力だと叫ぶにはあまりにオソマツ君。


その調査のなかでも、茨城県は【認知度26位】、【情報接触度14位】だったりする、

きっと県としても不名誉なことに、お金を使い躍起になっているのだろうが、

後者対処にすぎないのだろう。



さてさてさて、いつも目の前に、子どもたちと接することがあって、思うことがある。

この子たちは10年もすれば成人。20年もすれば働き盛り。30年もすれば顔役だろうか?

だとすれば、そのとき茨城県は魅力的な県で、何位になるのだろうか。またも最下位?

30位台?20位台?それともベスト10内だろうか?


ぼくは真剣に思うし、憤りも持っている。なぜ?小学校で図工の時間がないの?(あるけどない?)

この県には創造性を育てる授業。お互いの個性を認め合う授業。物事を観る目を養う授業。

これらが感覚や共感できる授業、図工の時間の充実が望まれないだろうかね。

小学校に図工の専科担任のいない県など、魅力をアピールできる人材が育つ訳はないじゃん。

三つ子の魂百まで。頭の柔らかいうちに、脳に入れること点数値のでる学習ばかりではないはず。

そんな遊び心を育てる時間じゃん。これは茨城県に限らず、どんな県でもいっしょだろう。


きれいな風景を持つ田舎で、自然から感性いただける田舎で、

やはり感じ方の育みのある図画工作は、魅力をつかむ大人には必要不可欠だろう。

また、息抜きの時間にもなるだろうし、国語や算数に対峙する悪ではないよ。


いつも目を輝かすことを忘れていない子どもたちを前に、

この輝きが大人になるとなくなるのかなと接しているのが現実。

50年後ぐらいには魅力ある県のベスト奪還として、図工の時間を望んでやまないよ。

たしかに茨城は勉強できる子どもが、そのぶん多いのだろうけど、

図工、アート、芸術という方法があれば、きっともっと豊かに生きられるのにね。


絵具をもて筆をもて、ハサミちょきちょき、ノリベタベタ、みんなちがってみんないい。

それでも茨城の大人は判ってくれない。残念だね。   出町光識


応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-06-27 08:07 | 民俗風土(産土神)

葬儀決めの夜。

隣の家人が亡くなった。約30年あまりの間、病気発症後たたかってきたらしい。

発病は30代で、その後は持病もあるが、様々な合併症が続いたらしい。

それでもお酒が好きで、とてもヤンチャな男儀もあって、職人らしいヒトだった。

なので組内には、農家ばかりがすんでいるので、あまり村社会ルールにとけこめない、

新参者のぼくに、『でまちさんと俺だけが、ここでは同じ職人だろ。』と、

何かと気にかけて話しかけてきてくれた。一緒にどこへいくということなどはないが、

冠婚葬祭のおりには、いっしょにだいぶ呑んだもの。




白い布を顔にかけ、布団に横たわる姿に、線香をあげる手も震え、涙があふれた。

その後の会合で、毎度のことだが葬式の仕事決めの話をするも、みな組内に生きがない。

これまでは親の世代だったが、自分と同じか、それより年下の60そこそこの命の果てに、

みなが酒を交わすも、どうにも無言が続く。ましてやいつも、冗談ばかりいって盛り上げてくれた、

故人はそこにはいないのだから。しかたあるまい。それにそろそろ、組内のなかでも、

冠婚葬祭の会合に出てくるメンツにも、息子に譲る考えのヒトもあり、なおさら寂しいのかもしれない。

ヒトは老いて、いつのまにか主役から脇役、それから舞台袖へと移り、ついには舞台には上がれない。

世阿弥の花伝にもあろうが、そのようなことは生き物の決まりごとなのだろうから。

湿りける組内の男たちに、残された奥さんが気をつかい、

『酒が好きだったんだから、OOといっしょに呑んでやてけれよ』と、一升瓶を注いでまわった。

この奥さんと亡き旦那さんの掛け合いの夫婦漫才のような会話も聞けないね。

ここに住んで14年ほど、自分にとって最も悲しい葬式かもしれない。   出町光識



***展覧会の案内***
出会いのシミ ~ある男との出会いから~】展
会期:2012年6月9日~20日
会場:ART FORUM JARFO(特定法人京都藝際交流協会)
京都市東山区三条通東大路東入今小路町81番地1F
Tel: 075-751-0044 Fax: 075-751-6644




応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-06-17 09:34 | 民俗風土(産土神)

闇にうち濡れる男

闇降る夜の雫に濡れて、見えぬ双峯山の頂の官能すら、底知れぬ恨みが蛇のようにヌルリととぐろを巻いて、葦沼の底に深く深く沈むごとく。。。それが私という男です。



田舎村の自然は、風も澄んで豊かですねと、東京からきた先生たち(文人)はいうけれど、

自然の正体とは、この上なく残酷なものです。なぜなら、私自身も自然という一部です。

その恵みの風すら、私は頬のたるみにあてることができない。風を感じたくとも、

ここまでひとりでは動いて来ることはできないのです。

自然というなかで、弱い者は常に、勝ち生き残る者の生贄にしか過ぎないという、掟があります。

身体が五体満足に、健康で生まれた者ならまだしも、奇形であり、丈夫でない私は、

赤子のようにひとりでは、動いては何もできないのです。

かんしゃくをおこし、泣きじゃくるコミュニケーションしかとれない、成長できない赤子です。

それでも唯一、自由がきき、動かすことのできる手があれば、その触覚を頼りに、

虫のようにモゾモゾと筆を走らせて、沼のように重く湿った布団のなかに生きても、這いつくばって、

書きつづけられる手紙という希望に、想いをつづる他ないのだ。そうしないと、

身体が松の木のような奇形どころか、頭までがねじ曲がって、おかしくなりそうなのです。

とても正気ではいられないのです。あのたしかに、川向こうにある地平線の遠くに見える、

万葉集にて恋に唄われた双峯山、女山男山すら、恨めしい人の恋路のようで、

憎らしゅうて憎らしゅうてしかたない。私がこんな醜く惨めな身体でなければ、

村の幼なじみの従妹にも、好きな想いも告げられようが、それはけして、

父母両親ともが許すことが無い。それどころか、娘の父親である医者が、罵りと怒りに震え、

家族に何をしでかすかわかりはしない。所詮は生まれながらの敗者である私は、

それらの感情を文字につづり、奇麗な花のように、あるいは万葉の言葉の衣を着せて、

東京の文人や文壇へと、投稿を書きつづるしかないです。

でも本当のところはそうでないのだ。。。。ほんとうのところそうでないのです。



ほら、朝しがた、母が野良の畑仕事にでる前に、食事だと仕度をしてくれた、

粥飯や漬物に目をやれば判る、万物の真理があります。

私を小馬鹿にする、うるさい虫くれの蠅すらが、粥の上につかり、交尾をしているではないか。

自然とは性と死という法のなかで、残酷なエロチシズムの詩に満ちている。

いや、ただそれら森羅万象の万物のように、私は女と男というふうに、

普通に生きてみたいのです。



*ある障害者の男のひとを思い浮かべて創作に書きました。   出町光識

オマケ、その障害者の愛した【万葉集】から。






***展覧会の案内***
出会いのシミ ~ある男との出会いから~】展
会期:2012年6月9日~20日
会場:ART FORUM JARFO(特定法人京都藝際交流協会)
京都市東山区三条通東大路東入今小路町81番地1F
Tel: 075-751-0044 Fax: 075-751-6644




応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-06-16 15:26 | 民俗風土(産土神)

商店街は良いものです。

自転車がパンクして、実家近くにある寂れた商店街にいった。

昔ならこのような場所は、OX銀座商店街といわれたのは、全国どこでもそうだろう。

今では歯ぬけになって、かろうじて何店舗が開いているのみ。

この商店街の裏手には、大きな団地群もあり、昭和時代にはさぞかし、

繁盛したのだろうと想像は容易い。


商店街のような店主それぞれの個性や、個人の力が魅力的である商売は、

郊外型の大型チェーン店の無個性なイオンやセブンアイに取って代わってしまったのだ。

昭和とともに個人力や、その地域ごとの個性匂い、味わいは、

夕日のなかに消えてしまった。


さてところで、このたまたま出向いた自転車屋のオヤジとて、とても不愛想である。

だからといって仕事はしっかりしていて、無愛想だからといって、

専門職に手抜きはしない。これもまた個性であり、地方の地域活性化でうたわれているような、

【おもてなし】の心などという奇妙な商売法よりも、好感すら持てる。


それにパンクを直しながらも、馴染みの客だろうか?

声をかけ自転車を取りにきた他の客には愛相も良い。これでいいのだ。


パンクなどの作業の傍ら、辺りを眺めると、目の前にある肉屋にもあり、

なんとなく買い物がしたくなり、豚肉でも買って、今晩はショウガ焼きなのだと思い、

そこの店舗にもはいってみた。

そこには母親らしい人と息子らしい人がいた。。。。



ふたりとも、こちらが見なれない客で、鳩が豆鉄砲食らったような顔した。

間があいて母親がいう、『。。。今日も暑かったですね。。。』

おお、商店らしいはじめてのお客さんにいう、話しかけに妙に懐かしく、嬉しくなった。


しかし、肉屋の息子さんは、さきほどの自転車屋のオヤジさんのように、

やはり不愛想である。ははは

(この日は母の日の翌日で、肉屋の親子の姿に、息子頑張れと思わず、心で叫んだよ。)


そんな母親の人柄に触れたくて、思わずポテトサラダも衝動買いしてしまう。

商売とは店舗側のみに接客の【おもてなし】を求めるものでもなく、

やはりお互いの買い物文化としての掛け合いであろう。


あとで夕食で食べた肉の味は、やはり大型チェーン店よりも割高であったが、

美味しかったのはいうまでもない。

母の日の次の日は他の母の味も知った気がする。


商店街とは母に手をひかれた幸せの思い出。

そして店舗ごとにいた店主のおかみさん(他の母親)からは、

『ぼく、ひとりでお使いかい?偉いね。』

そんな声がけも思い出したりしたね。

スーパーでの買い物は便利だけど、やはり買い物は商店街が良い。

そう思うのは自分が昭和世代だからだろうかね。


またいつか、あの肉屋にいってみよう。

今度はなんて声がけされるのだろうかな。。。密かな楽しみ。   出町光識


本日のオマケ、昔に良く見たクロード・シャブロル監督の映画【肉屋 (1970)】の
オリジナルスリラー作品から。




応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-05-16 06:28 | 民俗風土(産土神)

木々の風、人々の風

帯に襷に感じることがある。どちらが良いとか、優れているとか、簡単にはいえないが、ヒトには選ぶ権利があるのだから、もっと他の場所を見ることが必要でないだろうか。吹く風が清々しいのに似ていて、風とは遠い場所に離れている人の呼吸や、行動が巻き起こす心の振動波はなのだから。



ある少年・英とまたある少年・美が同じように口をひらいた。

『東京は空気が悪い!匂いが臭い!茨城は空気が良いな~。緑の匂いがスーッとする。』
(*少年美は、最近になって遠足で、ミシュランでも有名になった高尾山にいったらしい。
それでも木々の緑や色の豊富さでは、筑波山の方が良いと話していた。)

また。。。。

『東京のヒトは優しい。茨城のヒトは意地悪。こっちが知らなくても誰もが気軽に話しかけてくるよ、東京は。』


そこでぼくは少年英と美に訪ねてみたみた。。。

『東京ではクラスで、男女が仲良く話しあって物事を決めていくでしょう。』

少年英・少年美 『そうだ!そうだ!OX係決めや意見もみんなで発言する。』


これまで地域にある小学校の総合的学習授業に呼ばれて、いつも感じていたこと。
(無論、例外の子どもたちも2,3年度に1度はいたけど。。。ね。)

なんで、茨城の子どもたちは、こんなに真っ二つに男女が別れて、

授業中に作業をさせるとしてしまうのか?

物事を決めましょうといえば、男女は目もあわさずに、話しあいをしない。

ジャンケン、もしくは暗黙の了解で、最後にはお決まりの子。(目立つ子、あるいはイジメ対象の子)


物事に意見をだし合わないで安易にジャンケン。お決まりの子の選出法だって、

とてもヒトらしい判断がある決め方とはいえない。

しかもこれは三つ子の魂百まで。ここらの地域では大人になってもずっとずっと変わらない。

男女の話しあいの場などはなく、生まれ持った家スジや肩書で暗黙の了解で決まるのだ。

簡単にいえばそれを村社会とか、田舎者っていうのかな。

たぶん、変わることはないのだろうな。これから余程の何かないかぎりには。。。残念ながら。


他にも東京の子どもは、よく歌を口ずさんだり、ギャグのセンスもイケてるらしい。

東京で暮らす少年英と美の周囲には、気分の良くなる豊かな自然はないが、

以前にいた茨城よりも、ヒトとヒトのコミュニケーションが豊かで心地よいらしい。

(まあ、子供とは順応が早いこともあるだろうが。)

大人以上に子どもとは知恵や知性がまだ完成されていない分、感覚的で感情的なアーティストだ。

だからこそ感じる、これまでの約10年と、これからの約10年違いをまずは堪能してもらいたい。


そしてなにより、少年英と美にとっては、東京はゴールではない、スタートなのだから。  出町光識

*これはあくまでも個人的な状況や感想が多いと思います。アシカラズ。


応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-05-03 11:04 | 民俗風土(産土神)

カエルゲコゲコ

桜が咲けば、田植え作付けの準備となりまして、

ゴールデンウィークになれば、茨城では田に水をひき、

田植えがはじまります。もう、カエルゲコゲコ状態で大合唱。


f0230584_033984.jpg


アトリエのまわり風景が、1年でもっとも美しい季節になりますね。   出町光識



出町光識 陶展 -春のお茶を楽しむうつわたち-
f0230584_8465161.jpgf0230584_847877.jpgf0230584_8472498.jpg
【神楽坂 暮らす。】 いよいよ最終日です!4月30日(月) pm12:00~19:00
〒162-0805 東京都新宿区矢来町68 アーバンステージ矢来101
03-3235-7758



応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
[PR]
by ubusuna-art | 2012-04-30 00:34 | 民俗風土(産土神)

風と同級生と先輩後輩について考える。

昨日は驚くほどの春の嵐で、木が倒れてしまい、電柱の電線にかかり切断して停電。

地域では我が家だけが、真っ暗闇。(普段からのおこないが悪いのでイヤガラセ?)

電力会社の人が暴風雨のなかで、ビショビジョになって木々伐採と、通電作業をしてくれました。

その姿には頭がさがりました。確かに電気代を払っているからお客さんともいえますが。。。感謝です。

しっかりと見えない部分である、地中に根が張っていないと、風当たりが強くなれば、

根こそぎそんな木ように持なってしまうもの。例えばヒトにもいえることですよね。シミジミ。


さて、田舎で住んでいますと、老若男女問わず地域の皆さんは、茶飯事に使う言葉でも、

気(木)にかかることがありましてね。

『同級生』 『1学年先輩・後輩』 田舎らしさを知らずにいれば、長閑ともいえるかもしれませんが、

その度に正直コチラは凍りつきますけどね。

『同級生』は同じである、仲間であるという確認に使用され。

『1学年先輩・後輩』は順序と秩序の発言の年功序列を表します。

基本的に村社会という田舎では、これは絶対ルールであり、その他に法則は存在しません。

あるとすればここに、家族、親族、親戚、字の組内という関係でしょうかね。

(*ちなみに家族に準ずるのは組内が強い関係。)あくまでも地に根づいたものが大切なのであります。


風などいうのは、他所モンの類でしょうな。ぴゅ~ってどこからかやってくる。困った類い。

ぼくのアトリエは関東平野の吹きっさらしである、風当たりの強い場所にあるので、

風が吹くことには親しみがわくのです。風は強くても、爽やかも、断りなくどこからともなく吹いてくれる。

そんな自由なのが好きなとこです。そこに同じとか、序列はありませんからね。

太陽の陽射しも一緒です。挨拶もなしに朝っぱらから窓から陽を当ててくれますね。


雨だってこのぐらい降りますからなんて、気のきいたことはいわない。いえば野暮というもの。

そんなことばかり妄想して趣に思いますと、『同級生』『1学年先輩・後輩』という理(断わり)などの

いえる順番制度?法則?とか、凍りつきませんかね?皆さん?

それともぼくが浮草稼業なんですかね。 出町光識


f0230584_1255941.jpg

出町光識 陶展 -春のお茶を楽しむうつわたち-
【神楽坂 暮らす。】 4月6日(金)~30日(月) ※火曜定休 pm12:00~19:00
〒162-0805 東京都新宿区矢来町68 アーバンステージ矢来101
03-3235-7758


応援のぽちっとな~~~。


人気ブログランキングへ

f0230584_13185324.jpg
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
 
[PR]
by ubusuna-art | 2012-04-04 12:04 | 民俗風土(産土神)

雪だけが等しく。

f0230584_1183118.jpg


合掌。
高台ある見知らぬヒトの墓標。
父母妹永眠。。。。とある。
去年震災後に来たときと同じ。
ここらでは、津波で根こそぎ、
家がもってかれている。
雪だけが等しく、やさしく、
降り積もっている。
涙がとまらない。。。。。
[PR]
by ubusuna-art | 2012-02-25 11:08 | 民俗風土(産土神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


by ubusuna-art

プロフィールを見る
画像一覧

最新の記事

雪、消えてしまえばその寒さす..
at 2013-02-06 10:25
ブログ留守がちですが。
at 2013-02-05 21:17
魅力ある教育、それがない現実。
at 2013-02-01 10:21
ワークショップとダイエットから。
at 2013-01-24 15:11
黙して契れ。兄弟、母、そして..
at 2013-01-17 18:53
あけおめ、もうすぐ個展です!
at 2013-01-05 20:07

ブログパーツ

その他のジャンル

記事ランキング

以前の記事

2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
more...

ブログジャンル

映画
アート・デザイン

タグ

検索

画像一覧