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ダンサー・イン・ザ・ダークという傑作!




本日ご案内する日常是映画劇場は、【ダンサー・イン・ザ・ダーク】です。

ついに、ここでも紹介いたします問題作。毎度ツタヤでDVDケースを手にとりますが、

ビヨークさんのお顔を見ては、なんだか100円払って落ち込みそうなので、(どんだけケチ?)

これまで借りるのを止めていた作品。こちらが予告編。




その感、霊感、ヤマ感、第六感は、もう見事に大当たりの作品でしたああああ。

初見の感んじてしまうことは、確かに暗いものですが、やはり傑作のなかの傑作。

嫌なものを観てしまったと、こちらの感情をこれほど掻き毟る映画も、古今東西珍しいでしょう。

それほどまでに感覚を超えて?生理へと鷲づかみにしてきますから、お気よつけあそばせ!


おそらくぼくの個人的コンプレックスで、映画を観ることから逃避していた月日、

1990年代から2000年代の屈指の!凄く!映画らしい!大傑作であります。


映画という表現をトコトン信じれる。けして映画は裏切らない。

映画は孤独の唯一の友人であり、暗闇での最後の希望の光。

それが鑑賞後のぼくの思いで、ますます生涯の友は映画のみ。

映画こそすべてと、この作品でも誓ったくらいです。

映画は裏切らない唯一無二の存在なのです。
(これってダンサー・イン・ザ・ダークの主人公セルマですね。。。。)



だからこれこそ、アートといえるものでしょう。なかなか他ジャンルの表現でも、

これほどまで明快に問いかけることは難しいでしょう。映画ならではです。

この作品において、皆さんのなかで、賛否の好き嫌い分かれる理由でしょう。

あくまで生理なのでしょう。こんなのクソ映画だ!と嫌いな人が多いこの作品。

悪趣味だと認めない人が多いこの作品。まさに、

アートそのものです。


やはり、アートとはこれ日常。そして最大の娯楽。

だからこそ、苦しみと悲しみ、可笑しみの同居が現実ということなのです。


人は所詮他人事の生きざまのドラマに、現実、非現実においても、対岸の火事。

本当の真実だろうと、嘘のドラマと知りつつも、救いを求めてしまうのです。

だからこそ、アートや娯楽、日常は簡単には語れませんし、片付きません。

生きるという自由、個人の自由とはそれほどまでに難しいのです。


お金払って映画みるのだから、楽しみたい喜びたい。感動したい。苦しみに救いが欲しい。

どのようないい方も、温い平和ボケの日本人には、なかなか認める難しいのでしょう。


たとえばこの国には、何世紀にもわたり世界に通じる現代アートはありません。

それはこの映画がまるで踏み絵のようなものかもしれません。

このくらいのことを世界は求めていますから、お金やカワイイだけでは、アートとはいえない。

それが世界の日常。ヨーロッパの複雑な問題が入り混じった、そして大人の娯楽という、

文化成熟なのかもしれません。


今回のこの作品における、映画技法や演出構成などの論理はここではいっさい語りません。

とてもお話したいほど、巧みなつくりなのですが。。。やはり前もって知識なしに、

この映画作品に出会ってほしい。


それはこの作品が、生涯に1度しか観ない、観たくないという、魔法を持っているからです。

このような映画はそうそう次々には、生まれてきませんから。

最初で最後の1回?を、興味本位や好奇心で皆さんの腕のなかに、抱き上げてください。

まるでそれも、人が生きるという、一生涯が一度である証かもしれません。


主人公セルマは皆さんにはどのように見えますか?ただのお馬鹿さんですか?

品行方正に世の中に順応し、賢い生き方をされている皆さんには、

やはり、そう見えるのでしょうか?


2000年の第53回カンヌ国際映画祭 パルムドールを受賞。

セルマを演じた?憑依した?ビョークは、主演女優賞を獲得。

ビョークが音楽担当し、トム・ヨーク(レディオヘッド)とデュエットした主題歌。

【I've seen it all】(ブログ冒頭動画)ゴールデングローブ賞および、

アカデミー賞歌曲部門にノミネートされるた作品です。


一生に一度の映画。一生に一度の人生。あなたは何を感じますか。 出町光識




アートなオマケ、ビョークさんとお付き合いのあるパートナーが、
ご存じ現代アーティスト マシューバーニーさん。





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出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/


~展覧会の告知~
開催企画:小名浜国際環境芸術祭
開催場所:環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市) 
開催期間:2012年9月15日(土)~11月11日(日)
*2003年に開催されてから今回で9回目。キッズアート展での関連企画で、
ぼくと福島県立博物館の連携で実行した、震災後に福島県内外(世界中)の、
子どもたちから寄せられた、アクアマリンへの応援する魚の絵メッセージカードを、
2012再構成展示しました。ご協力してくれた子どもたちありがとう!

他にも大漁旗デザイン展や地球環境の保全、海洋資源の持続可能な利用をテーマとした、
芸術作品を展示されます。 ぜひ福島へお出かけください。



◇出町光識うつわ展 ギャラリー一草庵
 9月28日~10月9日  愛知県岡崎市洞町東前田10−3  TEL 0564-26-4851
 (9月28日初日在廊いたします。)
震災の年に展覧会のお断りをして、延期となった企画が、今年は岡崎市で開かれます。
お近くの方はお立ち寄りください。掌におさまる小さめの花器など並ぶ予定。

by ubusuna-art | 2012-10-02 01:01 | 映画・テレビ(寄り神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


by ubusuna-art

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