インソムニア、映画は心の白夜なり。
本日の日常是映画劇場は、【インソムニア】。
クリストファー・ノーラン監督作品ですよ。前に紹介した映画は、【メメント】ね。
それにつづくノーラン監督の作品ですから、夢か現か?何が真実か?となるの怖いね。
たぶん、この監督マニアの方には物足らないというご意見もあるでしょう、
でも、ノーラン監督何者?というあなたには、ノーラン入門としてはとてもお薦め。
とても見やすい刑事映画の心理劇となっています。
アル・パチーノの演じるとこの老刑事と、犯人ロビン・ウィリアムズを通して、
ストーリーは進みます。そこにヒラリー・スワンクが狂言回しで登場。
物足らないなと思った人たちは、この3大アカデミー賞スターの競演というところで、
期待が大きいのかな?でも3人の演技は、あまりに登場人物を普通すぎる演技が、
ぼくには上手いなと感じさせてしまう。これを日本人俳優の構成で考えたら、
かなりダイコン役者になってしまうだろう。まあ、アル・パチーノ役ができるのは、
唯一、男!高倉健さんぐらいだろうな。それほどキャラクターにおけるキャスティングは巧み。
さて、刑事映画といっても、単なる犯人捜しのドラマではなく、
自ら招いた過去の出来事に支配され、スッキリとせず悩むという敏腕の老刑事。
その心の葛藤がアラスカという白夜のなかで繰り広げられる。それもインソムニア。
(不眠症)は6日間も眠れない。。。。。そこがノーラン監督の18番ですね。
夢か?現実か?何が真実か?というあれですね。
過去のこと。そしてアラスカの見通しのきかない白い霧のなかで、
またも理性を見失ってしく老刑事。そして白夜の落ちない太陽の明るさに、
ますます、眩しさゆえに見通しは利かなくなっていく。
夢のような霧や靄のなかの現実で見えなくなった心の魔。
白夜の光り眩しさで見えなくなっていく現実と、心の魔の対比。
光とは神であり、その日差しの炙り出しは、人の目に闇より深い暗闇を見つめさせる。
光とは強ければ強いほど、闇と一緒で何も見えなくなるもの。
アル・パーチーの演じる老刑事は、その不眠のなかでさまよい歩く。
そして映画は新人刑事のヒラリー・スワンクに、そんな白夜の闇を歩く老刑事アル・パチーノが、
本当の光とは何かを見せ導く。過去の出来事を闇から闇へと葬り去りたかった男は、
白夜のなかで過去が光にさらされ、心の闇から解放と、闇という祝福をやっと手にいれる。
さて、さて、今回の映画通して気がついたことがある。ノーラン監督は設定の構成に、
真実の不確かさを夢や現実の境をなくすドラマ作品が多いが、もうひとつ重要なことに気付いた。
上下感覚の構成による表現の美しさである。
これは宮崎駿監督の映画の肝であり、演出手腕の巧みさが、とてもわかりやすいのだが、
ノーラン監督にも少し違いがあるものの見られるね。
ノーラン節の上下感覚は今は語らない。それは話しの展開に重要だしね。
次回紹介するノーラン映画【プレステージ】でタネあかしいたしましょう。
だって【プレステージ】はマジシャンのお話ですから。。。。
はい!では締め! 映画はあなたの心の闇に光を照らす白夜なり。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。。。。 出町光識
応援のぽちっとな~~~。
出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
クリストファー・ノーラン監督作品ですよ。前に紹介した映画は、【メメント】ね。
それにつづくノーラン監督の作品ですから、夢か現か?何が真実か?となるの怖いね。
たぶん、この監督マニアの方には物足らないというご意見もあるでしょう、
でも、ノーラン監督何者?というあなたには、ノーラン入門としてはとてもお薦め。
とても見やすい刑事映画の心理劇となっています。
アル・パチーノの演じるとこの老刑事と、犯人ロビン・ウィリアムズを通して、
ストーリーは進みます。そこにヒラリー・スワンクが狂言回しで登場。
物足らないなと思った人たちは、この3大アカデミー賞スターの競演というところで、
期待が大きいのかな?でも3人の演技は、あまりに登場人物を普通すぎる演技が、
ぼくには上手いなと感じさせてしまう。これを日本人俳優の構成で考えたら、
かなりダイコン役者になってしまうだろう。まあ、アル・パチーノ役ができるのは、
唯一、男!高倉健さんぐらいだろうな。それほどキャラクターにおけるキャスティングは巧み。
さて、刑事映画といっても、単なる犯人捜しのドラマではなく、
自ら招いた過去の出来事に支配され、スッキリとせず悩むという敏腕の老刑事。
その心の葛藤がアラスカという白夜のなかで繰り広げられる。それもインソムニア。
(不眠症)は6日間も眠れない。。。。。そこがノーラン監督の18番ですね。
夢か?現実か?何が真実か?というあれですね。
過去のこと。そしてアラスカの見通しのきかない白い霧のなかで、
またも理性を見失ってしく老刑事。そして白夜の落ちない太陽の明るさに、
ますます、眩しさゆえに見通しは利かなくなっていく。
夢のような霧や靄のなかの現実で見えなくなった心の魔。
白夜の光り眩しさで見えなくなっていく現実と、心の魔の対比。
光とは神であり、その日差しの炙り出しは、人の目に闇より深い暗闇を見つめさせる。
光とは強ければ強いほど、闇と一緒で何も見えなくなるもの。
アル・パーチーの演じる老刑事は、その不眠のなかでさまよい歩く。
そして映画は新人刑事のヒラリー・スワンクに、そんな白夜の闇を歩く老刑事アル・パチーノが、
本当の光とは何かを見せ導く。過去の出来事を闇から闇へと葬り去りたかった男は、
白夜のなかで過去が光にさらされ、心の闇から解放と、闇という祝福をやっと手にいれる。
さて、さて、今回の映画通して気がついたことがある。ノーラン監督は設定の構成に、
真実の不確かさを夢や現実の境をなくすドラマ作品が多いが、もうひとつ重要なことに気付いた。
上下感覚の構成による表現の美しさである。
これは宮崎駿監督の映画の肝であり、演出手腕の巧みさが、とてもわかりやすいのだが、
ノーラン監督にも少し違いがあるものの見られるね。
ノーラン節の上下感覚は今は語らない。それは話しの展開に重要だしね。
次回紹介するノーラン映画【プレステージ】でタネあかしいたしましょう。
だって【プレステージ】はマジシャンのお話ですから。。。。
はい!では締め! 映画はあなたの心の闇に光を照らす白夜なり。
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by ubusuna-art
| 2012-09-11 08:16
| 映画・テレビ(寄り神)
出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記
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