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青べか物語・浦安はいいね。

焼き物の細工作業を朝からやるが、終わらない。疲れた。ストレスなので映画だ!みるべし!

遅い昼食の午後に川島雄三監督の【青べか物語】をネットで観た。





☆注意してもらいたいが、このYOUTUBEは【青べか物語】のラストシーンまでは観れません。この前にブログコメントで、煙突男さんの森繁大先生のは晩年の発言には同感なので、

ぜひともこれを皆さんには、観てもらいたい作品なのだ。そう、浦安のマリナーゼ夫人たちにもね。

いったい、液状化するというのはどういう営みが足元に会ったのかさあ。アースダイビングだよん。


さて、この映画で、主演の森繁さんは先生と呼ばれるモノ書き立場で、川向うの浦安にやってくるが、

それをとりまく浦安の人びと、下品で、貧乏で、庶民の活力がたまらなく美しい。

日本の田舎をリアルに描き、その都会の先生、モダンボの森繁先生?を翻弄する。


これを観た若い時分、(公開当時ではありません)やはり田舎モンの強さというか、強かさに、

若いぼくは衝撃だったのを憶えている。シティボーイのぼくが???、

千葉ではないが、茨城の田舎暮らしをして、多かれ少なかれ、映画のここまでとはいわないが、

今持って、田舎庶民との逞しさである、下劣で下品でスケベで美しいと感じるときは、

たまにあるのだ。それが楽しくも、やがて世代で消えていくんだろうな。。。


そういえば、飲み友Tさんが、浦安からの要人さんの発言で、

浦安のはここ茨城のような、田園風景や農業風景もないし、漁業権も手放してしまった。

みたいに話していたのをまた聞きしたが、この映画を観るとそのなんたるかは、一目瞭然だろう。

いつだって、政治判断とはそんなもの。糞の埋め立て。末は鬼畜米英のネズミーランドだ。


この川島映画には、ネズミーランドの住人なんかより、よっぽど個性的な浦安の人たちが、

画面狭しとでてくるでてくる。

1962年製作で、脚本は先日100歳で惜しくも亡くなった新藤兼人さん。合掌。

原作は山本周五郎さんで、出演は森繁久弥さん、東野英治郎さん、南弘子さん、丹阿弥谷津子さん、左幸子さん、紅美恵子さん、富永美沙子さん、都家かつ江さん、フランキー堺さん、千石規子さん、中村メイ子さん、池内淳子さん、加藤武さん、中村是好さん、市原悦子さん、桂小金治さん、山茶花究さん、乙羽信子さん、園井啓介さん、左ト全さん、井川比左志さん、東野英心さん、矢野間啓治さん、小池朝雄さん、名古屋章さん、立原博さん、丘寵児さん、中原成男さん、田辺元さん、竹田昭二さん、旭ルリさん、岩倉高子さん、桜井浩子
さんなどなど。


まず、何といっても東野英治郎さんはスゴイな。言うこと無し。スゴイよ。

他もいうことあるんだけど、とりあえず、左幸子さんは、押し捲るね~。

このところ見た川島作品でも、増村作品でも、男に積極的な肉食系だね。スゴイな~。

まあ、とにもかくにもこの作品。川向こうの都会にいる皆さん、ツタヤか何かで、

レンタルして最後まで観てくださいな。かなり昭和ショックかもね。


今回はラストシーンまで、昼食に素ウドンすすりの貧乏ぼくは、観れなかったけど、

たしかはじめて観たときに、森繁さんが川向こうから舞い降りた姿、B級天使に思えた記憶がある。

去っていくときにそれを感じるよ。

川を渡る映画や、橋を渡る映画。それがでてくるだけでぼくは好きですな。   出町光識


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出町光識ホームページhttp://www.mitsunoridemachi.com/
by ubusuna-art | 2012-06-02 19:29 | 映画・テレビ(寄り神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


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