映画に恋して

世のなかで1番美しい場所は、

傷つく心に優しい暗闇の映画館だろう。

町の喧騒は、太陽がいっぱいで眩しすぎてゴメンさ。

暗闇のなか、ほどよい温度の光のシャワーを、

肩寄せ合うほど、気兼ねない真っ赤な他人と並んで浴びて、

疑似連帯する絆で、ザシザシの傷も瘡蓋、赤チンさ。


スクリーンにすむ住人のスター(あるい意味で、異星人)に恋をして、

誰もがスーパー8の、8ミリカメラを手にするガンマン監督が憧れたね。

フィルムは生きている。ボクだってそのひとりさ。


super8の冒頭まもない列車の事故は、

リュミエール兄弟が教えてくれた、汽車(列車)は映画であるってこと。





フィルムが映写機の車輪でながれるのは、線路を走る汽車なんだ。

車両と車両を連結機で結ばれ、カットとカットの編集テープで結ばれる。

その一コマ一コマには、魔法のような汽車に乗車する、それぞれに人生がある。

単なる光の透過の影ではない。だってスターだもん。(異星人だもん。)





そんな列車が、物語を紡ぐように冒頭から派手に壊れてしまうんだから、

映画だって、フィルムだって生きて入れば傷つくわけで、

ベトナム戦争のそれといっしょさ。

その頃は、お決まりで。嘘っぱちのスタジオ撮影には疾走感がなく、

ボクらはアメリカン・ニュー・シネマに夢中だった。

大人の言い訳の閉塞感にイヤイヤなのよ。

映画とはある意味で、若さと反骨精神の加速にすぎないから。








そしてボクらは逆光の映画館で、運命的な映画ための映画に出会う。




この映画を愛する映画を、いっしょに見てくれたフランス映画監督も、いったのさ。

明るすぎる昼間だって、ハリウッドでは素敵なアメリカの夜をつくりだせるって。

アメリカの夜。映画を愛する映画は、いつだって美しい。





そしてsuper8でも、映画のための映画はつくられた。

映画を愛する映画は、いつだって美しいものだよ。

ボクは忘れない、映画ってヤツは、まるで初恋のように、いつだって儚いからね。  出町光識


追記 こんな映画もありました。。。。貞子じゃないよ。っははは。





しめは、スーパー8でね。



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by ubusuna-art | 2011-06-29 00:10 | 映画・テレビ(寄り神)


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