手のなか洪水

手から作りかけた粘土鬼が落ちた。。。。ショック。


制作している鬼は、途中の乾燥具合と、装飾のバランスが難しい。

作業的には乾かしながら、水分で濡らす作業を交互におこなう連続で、

イメージでいうと大地に水が繰り返しあふれるという感じ。

だから乾燥しかけた粘土に、水分が沁み込むと、弱くなり、

ポロリと落ちる。。。。(カチカチ山の狸の泥船の原理ですね。)

もちろん、窯で焼成後はそのようなことはないのだが、

この作業中の粘土の気分は、あつかいの困る赤ん坊か、じゃじゃ馬娘です。


地上のことでも、水は多ければ津波や洪水となり、人に猛威をふるう。

でも一定量がなければ作物などは育たず、人の喉の潤いもなくす。

宮崎アニメでいうとこの、【千と千尋の神隠し】【崖の上のポニョ】などの

水の分量のさじ加減の巧みさは、そんなところみでもみてとれますよね。


f0230584_1455212.jpg







【薬王院・山門まで階段】

f0230584_1481213.jpg







【本堂までの階段】


さて、先日に散策いった椎尾山にある山寺、薬王院の本堂天井には、

龍が住んでいる。正確には天井絵があるというのかな。

その龍は夜な夜な池の鯉を食い荒らし、和尚さんによって、

本堂天井に封じ込められたといわれている。昔から伝わる話。


ここでいう龍とは、洪水のことだといわれていて、

筑波山麓から霞ヶ浦の水源は、反対側の地域だが、

桜川や、このあたりは湿地帯土壌で、昔から水害も多かったのでしょう。

そのようなときには、山の中腹にある薬王院のようなお寺は、

安全な避難場所で、こんな昔話があるのかもしれません。


それに境内にあるスタジイの老木たちも、水害や飢饉などで、

作物がとれないときには、ドングリなどは非常食だったのかな。



あああ、こんなこと考えても、手もとからポロリと落ちた制作中の鬼。。。。

残念だな~~~。陶芸とは水分、そのさじ加減の仕事でもあります。

ああああ、あああああ、くやしいい~~~。  お粗末。     出町光識


Never give up Japan
Never give up Michinoku
Never give up Fukushima
Never give up Ibaraki
Never give up Friend       



人気ブログランキングへ




出町光識オフシャルサイト オンラインショップ4月個展
f0230584_12503596.jpg

【桜の小物展】  target="_blank"> http://www.mitsunoridemachi.com/online-shop/
[PR]
by ubusuna-art | 2011-04-05 13:54 | 民俗風土(産土神)


出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記  


by ubusuna-art

プロフィールを見る
画像一覧

最新の記事

雪、消えてしまえばその寒さす..
at 2013-02-06 10:25
ブログ留守がちですが。
at 2013-02-05 21:17
魅力ある教育、それがない現実。
at 2013-02-01 10:21
ワークショップとダイエットから。
at 2013-01-24 15:11
黙して契れ。兄弟、母、そして..
at 2013-01-17 18:53
あけおめ、もうすぐ個展です!
at 2013-01-05 20:07

ブログパーツ

その他のジャンル

記事ランキング

以前の記事

2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
more...

ブログジャンル

映画
アート・デザイン

タグ

検索

画像一覧