スダジイと鬼
椎尾山にのぼり、山寺である薬王院へ。 (先日の散歩です。。。。)
屋根を支える隅の木彫り鬼を見にきたのだが、
すっかり花の匂いに誘われて、暖かな姿に手をさしのべれば、
魅入られ心奪われ、どこか時間の外へ連れ去られる。
話をまとめてしまうと、震災後にそれでも変らぬ、
四季の約束を守る花をみたことで、どれだけ自分が救われたのか。
それに花だけではない。
山門ちかくや、境内にある、いくつものスダジイの老木。
大地から強くうねる気流のごとく、その老獪にひび割れた樹皮の美しさ。
これが鬼なのだ。あっとうされ、そう感じるしかなかった。
スタジイの木は、こんなにもしなやかに、大地に爪を立て、
無数の腕か足をからませている。やわらかい動きのようすは、
時を重ね脈打つ幻覚を見せた。300年から500年ほどだろうか。
ここで生きてきたスタジイの木は、あたり前のようにそこにいて、
地震という自然現象の震災に傷つくこちらを、見守っていてくれてるようで、
同じ自然現象だからか、とても癒される。
おそらく昔から、日本人は多くの自然災害にあいながらも、
ずっと、ここに留まって住んできたのは、
この日に癒された、花の匂いや、スタジイの樹のように、
たとえば、地に根付く植物に勇気を、もらいつづけてきたのでないだろうか。
そんなひとときを、午後の暖かなひかりに酔った日。 出町光識
Never give up Japan
Never give up Michinoku
Never give up Fukushima
Never give up Ibaraki
Never give up Friend
出町光識オフシャルサイト オンラインショップ4月個展
【桜の小物展】 target="_blank"> http://www.mitsunoridemachi.com/online-shop/
屋根を支える隅の木彫り鬼を見にきたのだが、
すっかり花の匂いに誘われて、暖かな姿に手をさしのべれば、
魅入られ心奪われ、どこか時間の外へ連れ去られる。
話をまとめてしまうと、震災後にそれでも変らぬ、
四季の約束を守る花をみたことで、どれだけ自分が救われたのか。
それに花だけではない。
山門ちかくや、境内にある、いくつものスダジイの老木。
大地から強くうねる気流のごとく、その老獪にひび割れた樹皮の美しさ。
これが鬼なのだ。あっとうされ、そう感じるしかなかった。
スタジイの木は、こんなにもしなやかに、大地に爪を立て、
無数の腕か足をからませている。やわらかい動きのようすは、
時を重ね脈打つ幻覚を見せた。300年から500年ほどだろうか。
ここで生きてきたスタジイの木は、あたり前のようにそこにいて、
地震という自然現象の震災に傷つくこちらを、見守っていてくれてるようで、
同じ自然現象だからか、とても癒される。
おそらく昔から、日本人は多くの自然災害にあいながらも、
ずっと、ここに留まって住んできたのは、
この日に癒された、花の匂いや、スタジイの樹のように、
たとえば、地に根付く植物に勇気を、もらいつづけてきたのでないだろうか。
そんなひとときを、午後の暖かなひかりに酔った日。 出町光識
Never give up Japan
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by ubusuna-art
| 2011-04-04 12:15
| 民俗風土(産土神)
出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記
by ubusuna-art
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