成駒屋!金門五山桐
27日は母親が見ていらっしゃいと、
手渡されたチケットで、三宅坂へと歌舞伎にいく。
国立劇場前では桜が咲き、時期もじき、
3月27日~4月4日までの、さくらまつりも開かれていた。
【小松乙女 上野公園にあった桜】
【神代曙 神代植物園からきた桜】
今演目は、【通し狂言 金門五山桐-石川五右衛門】で、
3代目中村橋之助さん演じる石川五右衛門の劇中のセリフでないが、
『絶景かな、絶景かな。春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ。
この五右衛門の目からは、値万両、万々両。。。。』という
桜の咲きも同じ具合だから、なお艶やかに見えたかもしれない。
上演内容といえば、こんな例えでは怒られるかな?
歌舞伎を見ない方にも分かりやすくいえば、
まるで宮崎駿アニメといったような歌舞伎で、
五右衛門つづら抜け宙づりや、
南禅寺山門での五右衛門と真柴久吉の天地の見得、
抜け道である地下の洞窟と、天と地に派手に展開する。
上へ下へと舞台は、立体感あふれる豪華絢爛ぶり。
もちろんそこに荒事や、滑稽な楯の芝居があるし、
どことなく餅屋での静寂した場面でも、
宮崎さんの演出を感じる。(もちろん鷹も)
まあ、多かれ少なかれ映画というのは、
エンタ―テーメントであれば、豪華さと様式美のようなものだからね。
歌舞伎に近くなるのだなと、改めて昔によく見た映画たちを、
劇中に思い出して懐かしくなった。
客席からは動く錦絵のような橋之助さんの石川五右衛門へ、
掛け声も、『成駒屋!』 『三代目!』のほかにも、
『かっこいい!』などとあがっていましたよ。
オイラは花粉症がシンドイなかでの上京でしたが、
絶景かな、絶景かな。まさしく万々両の春の日でしたね。
さて上演後、国立劇場前では、
バスも見得をきって見えるから不思議ですね。 出町光識
応援のぽっちぽっち。
by ubusuna-art
| 2010-03-28 01:21
| 音楽・観劇(神楽)
出会いはアート。アトリエでのアート制作と、夜な夜なの日常是映画劇場のご案内。出町光識の脳内ナビゲ―ション日記
by ubusuna-art
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